2012年1月7日土曜日

「ぼんてん」様イラストボード制作レポ・5

前回の記事で、ラーメンはどれをとっても難しい!と書いたけれど、
富山では有名な黒いスープの「富山ブラックラーメン」! これは特に難しい!!
…と、描く前は思っていたのですが、淡系のスープと同時に描いてみると、薄い色のスープのほうが難しかったです。

そんな苦労(?)のひとこまをご紹介。

本日は、趣向を変えまして、チョークアートメイキング・オブ・ラーメンスープを
お楽しみ下さい。



まずはベースになる色を入れる。
左が淡系醤油ラーメン、右がブラックラーメンのスープになります。

思った色になるまで、いろんな色を足して様子をみていきます。


指で混ぜたところ。
指を使ってブレンドするのが、チョークアートの描き方の特徴のひとつです。

透明感もほしいがコクも欲しい! 
いつも思うのだけれど、食べ物を描くときは、本当に料理しているような気分になる。
この場合は、いろんな材料や調味料を入れながら味を見ているところ(な気分)。

仕上がり直前。
 あくすくいをしたところ(な気分)。

仕上げは油!
油が入るとおいしそうなラーメンスープになりました!

完成です♪


思わず味見したくなるけれど、できないのが残念!
食べたくなっちゃった人は富山市婦中町「ぼんてん」へどうぞ♪


2012年1月6日金曜日

「ぼんてん」様イラストボード制作レポ・4

さあ、何をどう描くかが決まりましたので、さっそく描いていきますよー♪

富山市婦中町「ぼんてん」様の2大看板メニュー、「ぼん」と「てん」。
ふたつ同時に描いていきます。

左が淡系醤油ラーメン「てん」。右が富山ブラックラーメン「ぼん」です。
具材の違いは海苔がのってるかどうか。
海苔の黒と卵の黄色を対比させたいので、「てん」は卵の位置を動かしました。

怖ぁ~いガンコおやじさんのラーメン店主だったら
「俺のラーメンの配置を勝手に変えるんじゃねぇ!」
とか怒られちゃうかもだけど、
「ぼんてん」の新川さんはとっても優しいです。怖くないラーメン屋さんです。
安心して食べに行って下さい♪


スープ投入。麺も入ります。

卵が目玉みたいで怖いから、黄身を先にすこし描いときます(笑)。

チャーシューに色付け。
お肉類を描くときはいつも「肉って何色?」と悩むところから始まります…
チャーシューって、ホント何色なのよ?

チャーシューも煮玉子も、まだまだ味が滲みてない感じ。
スープは少しずつ、コクが出てきました。

器だけ、具だけ、麺だけ…と別々に描かないのは、全体のバランスを見たいから。
特に今回は、個性の違う2つのラーメンの対比を意識して描くのが最重要課題なので、
どこか一点だけ進めてしまうと、アンバランスになってしまうような気がしたのです。

スープのあくすくいが終わった感じ。
だいぶん終わりが見えてきました。

スープの油、ネギなどを描き入れて、ほぼ終了です。

麺、スープ、煮玉子、チャーシュー、メンマ、海苔…
ラーメンは、どれをとっても難しい題材。そのぶん、完成した時は嬉しさもひとしお。

今回は、2日くらいかけて描きあげました。


2012年1月5日木曜日

「ぼんてん」様イラストボード制作レポ・3



富山名物(?)富山ブラックラーメン「ぼん」と、淡系醤油ラーメン「てん」のイラストボード制作。
必要なのは、店内用のボード(原画)と、原画を元にした屋外用の複製パネルです。

考えたデザインはこちら。

こちらが店内用のイラストイメージ。


そしてこちらが、屋外パネルの案。
屋外パネルには「ぼん」「てん」の名前を入れたい。文字通り、2つの看板メニューの看板にしたいと思いました。

屋外パネルは、原画の写真を撮ってデジタルデータを作ろうと思っていたのですが、文字のバランスを考えると、屋外のイラストには器の形を全部入れたほうがいいし、このデザインだと、原画と同じ絵が使えません。

うーん。これだと絵が足りない…
絵を2枚描いたら予算内に収まらないし、デザインは変えたくない…。

となると、とるべき道はひとつ!

器が全部入った絵を描いてから、原画の必要な部分を切り出す!
デジタルだと超カンタンなんだけど、アナログの場合はどうすれば…?


だけどここで、前回の計測ミスが役に立った!!

前回作った45センチ角のボード、本当に必要なのは35センチ角だったので、
測りなおしたあと、10センチずつカットしてたんです。

だから、カットした切り端をくっつけて、10センチずつ大きな絵を描き、
大きな絵の写真を撮ってデジタルデータを作ってから、切り離す。


この作戦で行くことにしました!

ケガの功名?

あ、作戦名とかは特にないですw





2012年1月4日水曜日

「ぼんてん」様イラストボード制作レポ・2

さて。なんのために、何を作るかは決まりました。
一組描けば、あとは複製を作るだけです。アップに耐えられるものを描かなくてはなりません!
まずは、カウンター上のボードのサイズに合わせた、スクエアのイラストボードを作ります。

ここ↑の長さは測ってきたから、メモを確認すると「45cm」って書いてあります。
そして、45センチ角で木材をカットしてもらい、チョークボードを作ります。

45センチなら、前に練習用で描いたボードと同じ大きさだな。

と気軽な気持ちでデザインし始めたわけですが…




45センチ?

…どうも違和感がある数値です。

……測り間違えたかもしれない…。

最初にメモを見た時から、違和感はありました。
なので、木材カットの段階で、45センチと30センチの2種類作っていました。

違和感の元になる記憶は、「測った時は45センチじゃなかった」という記憶しかなく、だからといって30センチだとは限らないのです。

んー、とにかく、こーゆー時は、もっかい測りに行くのが一番です。

測ったとき、頭は「30」って記憶したのに手が「45」って書いちゃったのかもしれない。
そーゆーことって…あんまりないかもしれないけど…ひょっとしたらあるよね?



そして、
再確認の結果は「35cm」でした… …45でも30どっちでもない…
メモしたとき45じゃなかった、って思ってたからそのまんま頭にある数字を書いちゃったみたいです…


よかった!測りなおしに行ってヨカッタ!!







よし、気を撮り直してスケッチだ!!

…とおもってラフデザインを描いてみたのですが。
このあと、まだすんなりとはいかないのでした。(続きます)


前に練習した、初めて富山ブラックに挑戦したボードがこれ。
これが45センチ角のボードでした。


2012年1月3日火曜日

「ぼんてん」様イラストボード制作レポ・1

富山市婦中町のラーメン店「ぼんてん」様のアピールボードを作らせていただくことになりました!

こちらの看板メニューは濃系醤油の「ぼん」と、淡系醤油の「てん」。
このふたつの対比をイラストボードにしたかったのです。

今回の提案は、カウンター上の「ぼん」「てん」のコンセプトボードそれぞれにチョークアートでイラストボードをつけること。

このコンセプトボードの左側が、まさにイラスト入れてくれ!といわんばかりに空いてると思いませんか?(私にはそう見えた…)

それから、店主の新川さんのご要望は「外にアピールボードが欲しい」とのこと。
常連さんがついてる人気店なのですが、新規のお客様をもっと呼びたいとのこと。
客観的にみたら、外観は一見、ラーメン店かどうかはわかりにくい感じ。新規のお客さんは入りづらいかも。

この道は交通量も多いのですが、ライバルとなるラーメン店も多いので、少なくともラーメン屋さんだとハッキリわかるアイコンがほしいところです。

実は、通常のチョークアートのボードは、富山のように雨雪の多い屋外にさらされっぱなしの使用には向いていません。また、大通りを通る車からもわかるくらいの大きなイラストとなると、原画ではあまりにも高価になってしまいます。ですから、今回は、屋内用には原画のボードを、屋外にはその原画を複製したパネルを作ることにしました。これだと予算内にも収めることができます。


2012年1月2日月曜日

「ぼん」「てん」って…??

じゃーーーん!
おいしそうでしょう?
これは「とやまブラック」と言われる、富山県ではポピュラーな濃口醤油ラーメン。
ブラックの名の通り、黒っぽい、色の濃いスープが特徴。

富山には、富山ブラックを出すお店が何件もあります。
富山市婦中町「ぼんてん」さんもそのひとつ。

上の写真のラーメンの名前は「ぼん」。

そしてこちら、下の写真のラーメンが「てん」です。
 
こちらは淡系の醤油ラーメンです。
薄いけど味はしっかり深みがあって、どっちも美味しいですよ。

先日、この「ぼん」と「てん」のイラスト看板を作らせてもらいました!!
このブログで、順次制作レポートを載せていきますのでお待ち下さい♪

2012年1月1日日曜日

New Year Greetings


2012年。大きな変化への分かれ目の年だと言われています。
2011年にあった出来事をつうじて、
これからどうしたいのかを考えて、行くべき方向を決めることが重要になってくるんだって。
激動の2011年。何もかも1年前とは違う気がします。
だけど、自分自身は、どのくらい変わったのか。
変わったようで、中身は何も変わってないような気もして焦る気持ちもあります。

こんなんで2012年のチャレンジについていけるのかな、って正直思うこともある。
だけど、曇りを払えば光がみえてくる。
できるだけ、気持ちをクリアにして臨みたいと思います。

どなたさまも、よい2012年を!